貧血の原因
ひとことに貧血といっても大きく4つの貧血に分類されます。
(1)鉄欠乏性貧血
(2)再生不良性貧血
(3)悪性貧血
(4)溶血性貧血
この中でも特に多いのが(1)鉄欠乏性貧血で、貧血全体の約7割を占めるといわれています。
血液中のヘモグロビンが体内に酸素を供給する役割を果たしているのですが、このヘモグロビンの主成分が鉄分。
ですので、鉄分が不足することでヘモグロビンの酸素運搬能力が低下し、貧血(=身体の酸欠状態)となってしまうわけです。
女性に貧血が多いわけ
貧血の主な理由としては、
- ダイエット・偏食による鉄分不足
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍などによる出血
- がんなどの病気
- スポーツ貧血(激しい運動で赤血球が破壊される)
などの原因が挙げられます。
これらの原因は男女共通ですが、女性の場合さらに次のような原因が挙げられます。
- 身体に蓄えられる鉄分が少ない
- 生理による出血
- 妊娠による鉄分不足
女性の体は男性に比べて鉄分を蓄えられる量が少ない(男性...4g、女性...3g)ので、そもそも貧血になりやすいといえるのですが、それに加えて生理による出血や妊娠といった女性特有の原因もあり、男性と比べると貧血のリスクがはるかに高いといえます。
生理による出血では、個人差はありますが場合によっては一回の月経で30mgもの鉄分を失う場合があります。女性の1日の鉄分の必要摂取量は12mg(男性は10mg)で、体内の鉄分の量が3gということを考えると生理で失われる30mgという量がいかに大きいか理解していただけるのではないでしょうか。
ですので、特に生理中の女性は鉄分を摂取しないと、貧血の大きな原因になってしまうということになります。
また、ダイエット中の女性は偏食や栄養不足になりがちです。たとえダイエット中でも生理中はしっかりと食事をとって栄養のバランスに気をつけないといけませんね。
女性特有の貧血の原因として妊娠が挙げられます。
母親というのはすごいもので、お腹に赤ちゃんがいると、自分が必要な栄養はそっちのけで、まずは赤ちゃんが必要な栄養を優先して赤ちゃんに送り込みます。
さらにそれでも足りなければ自分の身を削ってでも赤ちゃんが必要とする栄養を送り込むんです。
だから、妊娠中の女性はよほど気をつけて栄養をとらないと、すぐに栄養不足になってしまうというわけです。
また、赤ちゃんは生まれてから数ヶ月間は血液をつくる能力がとても低く、母親からもらった鉄分が頼りの状態です。
妊娠中の母親の鉄分の摂取が少なければ当然赤ちゃんにいくべき鉄分も少なくなり、母親自身どころか赤ちゃんが貧血になる可能性も高くなります。特に妊娠中は鉄分を多くとるようにし、足りなければサプリで補うなど、赤ちゃんのためにもしっかりと栄養管理をしてください。




















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